まずは抵抗せよ。
様子見に終始していると、事態は悪くなることがほとんどだ。
太極拳は、争わないことが最終奥義であるけれど、
逃げ腰で争いに背をむけることではないのだ。
やさしい時代だ。
何かが大きく間違っている。
汗も恥もかかないで、本当の痛さを知る勇気を持てずにいるのか。
その弱さは、どう工夫しようが
武器になどならない。口当たりのよい言葉で飾っても
弱いままだ。
けれど正しく自覚できた弱さを、
弱き己の、精錬の火にくべる事で、
志(こころざし)を保つ役には
立つのだろう。
さて、火は熾きているだろうか。